オーステナイト系の熱処理について

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オーステナイト系の熱処理について

kebinnさん
質問日時: 2009/12/17 16:21

今回、SUS316L、SUS316の焼き鈍しをしようと考えております。
目的は内部応力の除去、機械的性質の向上(軟化)です。

オーステナイト系の熱処理について調べたところ、
「1010〜1150℃で保持後、急冷」としてありました。

しかし、焼き鈍しと言えば基本炉冷などでゆっくりと温度を下げるのが一般であり、
あるサイトには、
「急冷すると残留応力が発生する」と書いてあったり、
「変態点温度以下(低い程微細化)で行う」とされていたりします。


自分が参考にした資料は以下です

http://www.onyx.dti.ne.jp/clover/pro/1.3.pdf#search='オーステナイト系%20焼きなまし方法'
file:///Volumes/SHIGIHARA/ばね用ステンレス鋼帯(SUS301,SUS304,SUS304L).webarchive

オーステナイト系の熱処理は初めてで、自分の力が至らずメカニズムがよく理解できません。
内部応力の除去、及び機械的性質の向上を目的とした場合の熱処理方法を教えてください。
できれば具体的な加熱温度、保持時間、冷却速度を教えていただければ幸いです。
どうかお力添えよろしくお願いします。

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回答1
回答日時 : 2009/12/18 08:50

しゅんさん

一般的にはオーステナイト系ステンレス鋼は(溶接後)原則として熱処理は行わない、とされています。
参考にされた文献にも書いてありますが、「鋭敏化」による粒界腐食感受性が増し、粒界腐食を生じさせる可能性が高いからです。
また、600~800℃で長時間加熱すると、σ相がσフェライト中に優先的に析出し、延性やじん性を著しく低下させる「σ相ぜい化」も心配です。
したがって、オーステナイト系ステンレス鋼ではその特徴でもある「Cr」の炭化物が析出しやすい温度域をいかに避けるかを考えなければならないと思います。
文献の1010~1150℃は発生したCr炭化物を固溶させる固溶化処理です。
腐食がどれだけ許容できるのか、考えられる内部応力がどれくらい機能に影響するのか、安定化ステンレス鋼の採用はどうか、これらと考えられている設計仕様の重要度を再度鑑みてはいかがでしょうか。


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なるほど0人

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しゅんさんへのお礼 お礼日時: 2009/12/20 18:19

オーステナイト系ステンレス鋼の熱処理は難しいようですね。
正直自社の炉は冷却速度をあまり制御できないなど
性能があまり良くないためできるだけ熱処理は避ける方向で行きたいと思います。
丁寧な御回答ありがとうございました。

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